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確かな鑑識眼

神秘的で妖艶な輝きを放つ翡翠人の菓子切り。従来は宝飾品に用いられることが多い翡翠を茶道具として着目できたのは翡翠一筋60年の翡翠人 森安師裕ならでは発想である。制作するにあたりまずは美しさの源となる「原石」の選定から始まります。森安は日本はもとより世界各国を渡り歩き、原石のバイイングを行ない( 特筆すべきは日本人ではごく稀なミャンマー政府主催の入札会に参加した経歴を持つ)。こうした経験と実績をもとに研磨の技術もさることながら「原石」の良し悪しを見極める「鑑識眼」を兼ね備えることになる。森安の目にかなった「原石」のみを使用した菓子切りに一寸の曇りもなくただただ神秘的で妖艶な輝きを放ち続けます。

鍛刀のように研ぐ技術

そして鍛刀のような美しい曲線と透き通るような透明感と光沢のある「仕上げ」。原石の美しさを忠実にトレースし、一つ一つの石の個性を際立たせ丹念に仕上げた。翡翠は繊維状の結晶の集合であるため、最終研磨後も細かい凹凸が残ることが多いが、森安は研磨技術の最高峰である中国の職人も唸るほどの研磨技術を独自に開発。その技術は翡翠を驚くほどの薄さに切断し、その両面とも鏡面研磨仕上げをするという妙技を生み出しました。「確かな石の目利き」と「世界レベルの技術」この2つがシンクロした稀有な逸品が「翡翠人 森安師裕の菓子切り」です。

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